le depart d'ultratrail du mont blanc
2009年ウルトラトレイル
フランス(シャモニ)で暮らし始めて5年目になるが、有名なウルトラトレイルのスタートを見に行った事がなかった。
ぴーたいわく、「スタートは一見の価値あるよ」というので見に行った。
ウルトラトレイルはノースフェース主催の山岳マラソンレース。ハードもハード、超ハードなレースで、 4つのレースのうち、ウルトラトレイル・デュ・モンブラン(UTMB)は、距離にして166km、登りで9400mある。 コースの半分を走るレースCCCは98kmで登りが5600m。TDSは105kmで登り6700m。 最後にラ・プティ・トロット・アレオンという3人で走るレースがある。これは、なんと走行距離245kmで登りが21000m。 スタートからゴールまで常に3人一緒に走らなければならず、3人のうち2人はUTMBの完走者でなければならない。 2009年のレースは8月25日から30日に行われた。
これだけハードなレースだから、安易な気持ちでは応募しても通らない。過去のレース経験、実績が必要だ。 私がやってる岩登りを「なんでそんな疲れることするの?」と言う人もいるが、クライミングはそんなに疲れないし、 登っている時は楽しい。しかし、このレースを走っている人達は楽しいのだろうか?走っている間中苦しいだけだ。 でもなんでそんなレースをわざわざお金はらってまでやるんだろう?

この疑問、スタートを見に行った直後に解決した。
ウルトラトレイルの出発地点はものすごい人だかりで、熱狂に包まれている。今回、たまたま友達の知り合いの家から スタートを見る事ができた。スタートが目の前でこんないい位置はないというぐらい絶好のポイントだった。 (お友達と知り合いに感謝、ありがとう)。
ランナーが一斉にスタートすると沿道の人の応援はますます大きくなっていく。音楽もついてまるで戦場にでも行くかのような 盛り上がり。
なるほど、この雰囲気にアディクトするんだなと思った。食べ始めたらやめられないかっぱえびせんや、 煙草や麻薬とおんなじだ。もちろん、山もそういうところがある。ある危険を冒して、その危険を乗り越えると 他では味わえない感覚を味わえる。エネルギーが体中に満ちる感覚だ。その感覚に中毒になる。
今回、日本人のレーサーは30人ほどいたそうだ。 そして、なんと10位以内に4人も入賞したのだ。何故だかこういう時は愛国心がわいてか、おぉ、すばらしい、 と思ってしまう。(2009.9.14)

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