| 感想 |
朝の気温、マイナス10度。トリヤンはマイナス14度とさらに下がる。フォークラのコルでもマイナス9度。
とにかく寒い。アウターズボンの下にはいつもより一枚多めにインナーズボンをはく。12月31日に出会ったクライマーが
コルからトラバースしてきたと聞いて、今日はコルからトラバースする。前回スキーでのアプローチにこりた私はスキーなしでの
トラバースで一安心。しかし、距離はこちらの方が少し長いのか、それとも単純なトラバースのせいで長く感じたのか。
アップダウンはないがなぜか疲れた。途中ガイド連れ3人パーティに抜かれる。彼らは小さなスノーシューをつけていた。
トラバースの道は比較的歩きやすかったが、そこを離れてから氷の基部までは、12月31日に降り続いた雪のためラッセル。
スノーシューパーティがいなかったら、ぴーたと私はあきらめて帰っていただろう。スノーシューが3人通り、
さらにぴーたが通った跡でも、ずぼずぼ埋まって一向に進まない。寒いし、荷物は重いし、もう嫌だと本当に思った。
基部に着いたときは疲れたと思った。歳だ。ここで、ダウンジャケットをいつもより一枚余計に羽織ってクライミング開始。
1,2ピッチとぴーたのリード。しかしこの寒さでよく登れると感心する。私はアックスを打ち付けるたびに手をシェイク。
セカンドなのにやたら時間がかかった。支点に着いたときは足指の感覚ゼロ。5分ぐらいたって、ようやく血が通りはじめた。
ぴーたは2ピッチ目もなんなく登っていく。このピッチは氷の状態が悪くて難しかった。私が登ったら、スクリューを
どこにうとうか迷ったと思う。3ピッチ、傾斜が緩んだので私のリード。体もあったまったので登りだす。前回ルートを選ばず、
大いに濡れたので、今日はとにかく濡れないルートを辿ると誓って出発。傾斜は緩いが凍りの状態が一定しておらず、難しい。
スクリューが打てそうな位置まで登り、そこでさらにルートを見極めてスクリューの打てそうな場所まで登る。
一箇所、スクリューが入らないところがあった。氷が硬い。2ピッチ目、リードで登ったぴーたもなんどかスクリューを入れようとしていて、
入らずあきらめて登っていった。私は怖いのでスクリューを入れたい。あきらめきれないので、ひたすらぐるぐるぐるぐるスクリューを回した。
10分ぐらいかかってようやく入った。こんな硬い氷は初めてだ。支点になる大きな木まで登り詰める直前の雪がついた位置から、
岩に登りこむムーブが怖かった。すっごい微妙だった。多分ぴーたは恐ろしくてみていられなかったろう。私のリードは1時間ぐらいかかったかもしれない。
最後の1ピッチを登ると時間切れになりそうなので、ここで終了。隣のルートへ懸垂下降して、そこから2ピッチ懸垂して基部へ。
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